yuji okada

大切なのは、花々がどう活かして欲しいと思っているか、その声を聴くこと。

人生を変えた恩師との出会い

青山のレストラン・バーで働いていた頃、店内の花を生けていた 職人のおじさんに出会いました。 その人の花と向き合う姿勢、生ける時の緊張感や迫力、 完成したアレンジが作り手自身を体現しているように見えたこと、 とにかくすべてがかっこよくて。花の世界で自分を表現してみたい。 そんな想いが湧き起こりました。人生が変わった瞬間でした。

花の個性を引き出しながら、遊びのあるデザインに

今、気に入っている花材は、圧倒的な存在感のビジュアルと 黒が与える緊張感が高貴なブラックダリア「黒蝶」や、 武骨なフォルムとパンキッシュなルックス、シルバーカラーがクールで都会的な ティランジア「イキシオイデス」など。 こうした花のキャラクターを引き出しながら、自由で遊び心のあるデザインや ストーリー性のあるディスプレイに仕上げていくのが僕のやり方です。 作品としては、傷ついた花、枯れている花、捨てられる花、壊れた器、 捨てられる物などで、花の本質を表現してみたい。 常に不満足であることにこだわりながら、 これからも仕事を楽しんでいきたいと思います。

あなたにとって花とは?

自分自身を表現し、成長させ、楽しませてくれる大切なもの。

■プロフィール
岡田 裕二 Yuji Okada
1997年入社
下北沢店 店長